Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

一昨日、デザイナーの岡田さんがカフェに来てくれいろいろ話しを。細野さんの新しいアルバムをちらっと聴かせてもらい、その1 曲目に「ラモーナ」(私は川畑文子ヴァージョンが一番お馴染みです)が入っていて大変気に入ったので早速上のお店に行ってそのCDを購入。
『HoSoNoVa』と題されたアルバムは全編ボーカル入りの細野流ボサノバといった風情でカヴァー、オリジナルが半々となっていてとてもリラックスして聴ける楽曲群。ご本人が語っている通り、これは70年代の名作『HOSONO HOUSE』から紆余曲折の果てにたどり着いた究極のサウンドといった趣き。「ボサノバ」と「ホソノ場」をかけた秀逸なネーミングは川勝さんが口走ったもののようですが、ネーミングにこだわる細野さんならではのタイトル。カヴァー曲でいうと「ラモナ」に始まってチャップリンの「スマイル」、ホーギー・カーマイケルの「レイジー・ボーンズ」、ジミー・ロジャースの「デザート・ブルース」、更にリーバー=ストラーの「ラヴ・ミー」と奇をてらわない王道スタンダードを取り上げているところが流石。
オリジナルでは「りんご追分」の向こうをはった「バナナ追分」や同じく星野源(SAKEROCCK)の作詞による「ただいま」等が印象に。ご本人による各曲解説がまたツボを心得ていてとても参考になりました。当分この 1枚で過ごせるかも。