Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

毎回50人規模の村田和人さんのライブ。今回も丁度50人という盛況ぶりで全くこのライブは前例のない驚異のライブ。勿論、店としてはありがたいドル箱ライブ、そういった意味ではなく、この小さな会場を村田さんが選んでくれ、毎月ライブをやってくれ、お客さんがどんどん増えていくということは店をやっていて最もやり甲斐を感じる瞬間でもある。よく考えたら自分の方からライブをやってください、ということではなく、村田さんから毎月のオッファーがあってそれにお応えしている内にご常連ファンが付き、定員を徐々に増やしていったといういきさつはとてもありがたい現象。アゲインのライブに村田さんのライブがなかったら、かなり変わった形態になっただろうと今にして思って。これは村田さんとそのファンの方々に感謝してもし尽くせないラッキーな出来事かも。
そんな感慨を抱きながらいつものように熱いライブを観ていると見えないところである力が働いていてこういった稀有なライブを演出してくれているように。ライブをやっていると一時「忘我」の訪れる瞬間が、このライブには必ずそういった一瞬がやってくる。その体験がneachをしてハードなライブハウスのような準備や慣れない飲食の提供を可能なものにしているような気が。自分は今、他では得難い大切なものをいただいている、という実感がどんなにきつい作業があっても耐えられるモチーフ。上の大家さんが開店30周年という節目の日を迎え、日頃の感謝をこめてお花を。村田さんにしろ、森さんにしろ感謝の念を忘れてはいけないと思い、もう一度開業原点に立ち戻って襟を正そうと。