Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

恒例のSP講座が昼過ぎから開催、その前に新宿まで速攻で。先日中古で買い替えたCD/MDプレーヤーの調子が悪く、買った店に修理を頼みに。ダメモトでもいいからと預けて。
トンボ返りで戻ってきてSP講座の準備。とても暑かったせいか、やや少なめの参加者、特集が江口夜詩(よし)という作曲家特集だったので個人的にはとても期待。江口夜詩は古賀政男のライバルとでも、海軍軍楽隊と東京音楽学校で正式な音楽教育を受けた正統派の作曲家で作品も多く、日本を代表する大作曲家。あまり評価されておらず、古賀政男服部良一は知っていても江口夜詩は知らないという方が多い。neachもどれが江口作品か知らないで聴いていたものが多く、今回の特集で「ああ、これも江口夜詩か」というものが。例えば軍歌で有名な「月月火水木金金」や「轟沈」それに岡晴夫の「憧れのハワイ航路」や春日八郎のデビュー曲「赤いランプの終列車」等実に多岐に亘って作曲しているのに驚き。郡さんの選曲はそういった有名曲に混じってミスコロの「あこがれの北支那」という曲や北廉太郎・青葉笙子の「支那の町」といった珍しい曲まで紹介してくれとても勉強に。特に北廉太郎という夭折した歌手の解説が興味深かった。何でも赤木圭一郎とダブるアイドル・スターでSP盤愛好家からは「キタレン」と言って重宝がられているそう。今回はお客さんの感想コーナーも充実、こちらが教わることが多かった。次回(10月2日)はまだやっていなかった中野忠晴。