Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

高瀬さんと水上さんがナビゲートするDJイベント、『Good Old Boys」の3回目。今回のゲストは佐野元春さんのスタッフで忙しい前沢達也さん。当然話題は佐野さん関連のこととその音源紹介で盛り上がり。前回のサバンナ・バンドの話題の時も感じたこと、影響を受けた音楽が世代によってかなり違うこと。高瀬さん、水上さん、前沢さん世代にとって佐野元春という存在は我々(neach)世代の大瀧さんに匹敵するもので、それぞれの思い入れをたっぷり紹介。neachはどちらかというとサノラーからはほど遠い傍観者なので紹介される音源、エピソードがいちいち新しく聞こえ、へー、そうだったのか、とか、えー、そんな曲もあったのか、といった「へー、えー」の連続で知らない情報をこの機会に聞けて大変為に。
一番印象的だったのは佐野さんのアウトテイクで「枚挙にいとまがない」というタイトルの曲があり、それをイギリスのミュージシャンと一緒に演奏し歌っていたことで「Maikyo!」というかけ声が外人ミュージシャンに受けていたということ。そんな日本語を曲名にして歌ってしまう佐野元春という人はやはり天才に近いアーティストだと。
また大瀧さんと同じようにセルフ・プロデュースができる人で何でも自分でやらないと気が済まないタイプのミュージシャンと聞いて、ついデイブ・クラークのことを思い出して。DC5もマネージメントも自分たちで行う稀有なバンド。
また水上さんがさかんに強調、佐野さんのサウンドブルース・スプリングスティーンスタイル・カウンシル等のエピゴーネンだという意見もあるが、れっきとしたオリジナル・サウンドになっているという意味の言葉。その時代の先端ミュージックをいち早く取り入れる才能があったからで決して物真似アーティストではないということを力説。また前沢さんによると非常に身体表現(能力)の高い人で、ライブにおける一連のジェスチャー、ポーズは天性のもの。高瀬さんからは影響のあった曲がいろいろ紹介され、中でもギルバート・オサリバンの「If I Don't Get You」という曲は「グッドバイからはじめよう」にかなり影響を与えた曲のよう。このイベントで教えてもらったいろいろな楽曲を少しずつYouTubeなどで確認してみようと。