Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

やらなければならない作業を終え、ダブル・ヘッダー前半のSP講座に備え、30分も早くお客さんしばらく中で待ってもらうことに。次から次へと早目のお客さんがやってきて、これはNEACHがHPへの記述を間違えており、1時オープン、1時半スタートが正解。お詫びをして30分余計に待ってもらうことに。結局10分前に本編に入る前の時間稼ぎとしてミニ儀式を。
実は今回の「SP盤でたどる昭和流行歌史」が丁度50回目を迎え、何か郡さんにプレゼントをしようと考えていて前日に思い付いてある物を買いに、なかなか見つからず、それで時間を食って。そのある物とはこの日の特集となる津村謙が歌っている曲に「赤いマフラー」、それをシャレで差し上げようと。やっとの思いで見つけ、何とか開演前に郡さんに贈呈することができ、彼も喜んでくれ、早速身にまとってイベントを進行。津村謙さんについてはNEACHはあまり馴染みがなく、かすかに「上海帰りのリル」を歌った歌手という程度の知識,郡さんが例によっていい音で集めてくれた15曲は皆、興味深いものばかり。抜けるような美声、ビロードの歌声と賞賛された津村謙は江口夜詩門下で研鑽を積み、戦後コロムビア、キングと移籍してヒット曲を量産。「リル」の他に「流れの旅路」や「赤いマフラー」「東京の椿姫」「待ちましょう」「あなたと共に」等佳曲が揃っていて37歳という若さで事故死をしなければきっと日本を代表する大歌手になっていたこと。何でも麻雀が好きで夜遅く帰ってきて、家族を起こしては申し訳ないと思い、自家用車の中でエンジンをかけながら眠ってしまったところ、排気ガスが車庫に充満して中毒死。作曲が師匠の江口夜詩の作品も見事なもの、NEACHは渡久地政信作品(「上海帰りのリル」「東京の椿姫」「待ちましょう」)が秀逸だと。唯一このYouTubeに貴重な映像(「上海帰りのリル」昭和57年くらいのOA)紹介