Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

My Old Kentucky Home, Goodnight / Randy Vanwarmer」
寝不足のまま店に出てやり残した作業をこなそうと思っていたところ、思わぬ来客。夕方になって主役の山田稔明くんがやってきてリハとなりクリスマス・ソングをメインに一通り。
前回、フォスターの伝記やCDをごっそり貸与していたので1曲でもいいからやってくれないかな、と密かに,クリスマス特集なら仕方ないなと思って本番。前半に陽馬くんとのトークがあってSHE & HIMのクリスマス・アルバムやポーグス、ビーチ・ボーイズ等の名盤の紹介,知らなかったスフィアン・スティーブンスの5枚組アルバム、2卷に圧倒。何でもこの2つのBOX SETが山田くんをしてクリスマス・アルバムを作ろうと思うきっかけになったものだとか。2部は彼の弾き語りライブとなりやはりクリスマス・ソングを中心。
そして事件。達郎さんの「クリスマス・イブ」をメロディを変えて歌ったりした後、今年のクリスマス・ソングは100年以上前のパブリック・ドメインを獲得した歌にします、と言ってフォスターの「My Old Kentucky Home」を歌って。勿論、きっかけとなったneachのことも紹介、「夏の内容の歌だがケンタッキー・フライド・チキンがクリスマスを連想させるのでこの曲を今年の僕のクリスマス・ソングにします」と言って歌い出し。山田くんというシンガーにはフォスターがよく似合うと思っていたneachは彼の声が流れてきた時、思わず涙ぐんでしまうほど感動。確かにこの曲をクリスマス・ソングとして聴いても全く違和感のない演奏でこれを選んでくれた山田くんに感謝したい気持ちでいっぱい。「リハで歌ってしまうと石川さんに知られてしまうので伏せておいた」という憎い演出。「山田くん、是非フォスターをレパートリーに入れて歌ってください。今、それができるのは君だけかもしれない」などと勝手に思いながら幸せな気持ちがこみあげて。ランディ・ヴァンウォーマーのアルバムや藤山一郎、蓄音機でフォスターのSP盤も聴いてもらい。できれば山田くんにフォスターの楽曲に彼のオリジナル訳詞をつけて歌ってもらいたいなどと夢が膨らんでくる極上ライブ。