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「芦川いづみ　ＢＧＭ　フォー・コインズ　可愛いひと」
また池袋に。一度観てかなり衝撃を受けた『グラマ島の誘惑』がお目当てでもう1本は『東京マダムと大阪夫人』。期待していなかった『東京マダム・・』の方が面白かった。『グラマ島・・』は既にどういう筋立てか分かっていたのと細部の作りを。勿論川島作品の中では特異の怪作。『東京マダム・・』の方はステレオ・タイプの描き方ながら役者の演技もよかったのか、喜劇の中でもほろっとするところも。先ず「あひる」をうまく使っていた点や2つの家庭の対比、それに当時(1953年）の世相等をうまく脚色。