Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「 John Henry / Bruce Springsteen & The Seeger Sessions Band」
昨日は大江田さんの新シリーズ『大江田信のポップス・ア・ラ・カルト』。ゲストに初めてアゲインにお見えになったオオタスセリさんで、独特のオーラ。大江田さんの学究的なトークにほどよいツッコミを入れて。大江田さんの話しは都はるみの「北の宿から」の歌詞解説から始まって、尾崎起世代彦の「また会う日まで」、上田正樹の「悲しい色やねん」。
それぞれの歌詞の背景を紹介してくれ大江田流歌詞講座。更にモンキーズの「恋の終列車」、PPMの「悲しみのジェットプレーン」等がアメリカの徴兵制と深い繋がりがあるという見識。グレン・キャンペルの「ガルベストン」と原作者のジム・ウェッブの「ガルベストン」のニュアンスの違いを解説,スセリさんの「ストーカーと呼ばないで」のライブに突入。ジョニー・リバースの「僕らの街」は彼の作った曲ではなくジム・ウェッブの曲だということを朝妻一郎さんの話しを紹介。グレン・キャンベルの「恋はフェニックス」と堺正章の「さらば恋人」を比較しながら歌詞が似ていることを指摘。最後にこれが一番言いたかったこと、と言ってピート・シーガーの「ジョン・ヘンリー」が黒人を讃えたものではなく、白人の歌であるという根拠を南北戦争の頃からの黒人の立場を説明しながら解説。ブルース・スプリングスティーンが歌うヴァージョンを流して歌詞にまつわる解説を終え。トリは佐久間順平さんのギターでスセリさんが歌う「ちょっと」という曲で長いイベントを締め括り。歌詞を考える上で大変参考になるイベント。