Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

[Japanese Pops]

「Positively 4th Street / Bob Dylan
温厚な語り口が魅力の天辰保文さんの「Talking Man Vol.4 」。特集は先頃来日したボブ・ディラン。先ず驚いたこと。最初に天辰さんの一番聴いた愛聴盤『ブロンド・オン・ブロンド』、何とこのアルバムが発売された日は丁度50年前のこのイベントの日、5月16日、みんなで拍手をして記念日を祝い。その際、司会の陽馬くんが「ペット・サウンズ』もこの頃だったような・・」ということを話し。ひえー、と思って早速上の森さんに確認しにいったところ、確かに同じ日に発売。偶然の巡り合わせってあるんだな、とつくづく。
因に天辰さんの好きなベスト・アルバム・ベスト3は前述の『ブロンド・オン・ブロンド』、『フリー・ホイーリング』それに『血の轍』。古いものばかりで申し訳ありませんということ、僭越ながらneachの選ぶベスト3は『ブロンド・オン・ブランド』『追憶のハイウィイ61』『プラネット・ウエイブス』。今日の日の気分。更に天辰さんが好きなディランの曲ベスト3は「女の如く」「やせっぽっちのバラッド」「マイ・バック・ベイジズ」。カヴァーで好きな曲3曲?先ずジョージ・ハリスンの「イフ・ノット・フォー・ユー」、サンダーズ、ガルシア、カーン・ウィッドの歌う「寂しき4番街」、それにウォーレン・ジヴォンの歌う「天国への扉」補欠でピート・シガーの「いつまでも若く」。ライブ体験(武道館の来日初公演全部や2016年の来日公演等)にも圧倒されたという印象を語って。最後にディランの魅力をこう表現。<ぼくがこの人の歌をずっと聴き続けているのはいつも何かを問いかけてくれているからと思います。ポップ・ミュージックとは聞き手に何かを問いかけるからこそ価値があるとこの人から教わりました。>という大変含蓄のあるお言葉で思わずメモって。歌詞について触れると「寂しき4番街」の出だし、♪You Got a lotta nerve To say you are my friend. ♪(図々しいにもほどがあるよ、ぼくを友達呼ばわりるなんて)という中川五郎さんの訳を引き合いに。ついでに最近気に入っている一枚はエドワード・シャープ&ザ・マグネティック・ゼロズの「ペルソナ』。長時間に及ぶイベントボブ・ディランのことも天辰さんのことも大変興味深く聞けたイベント。尚、こんなに詳しくレポートできるのは毎回陽馬くんが作成してくれるリーフレットから、彼に感謝。陽馬くん、素晴らしい資料。