Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「八月の匂い / 鈴木茂&ハックルバック
先週の土日はリヴィングストン・テイラーのライブ、インストアと外出続き,日曜日に行われたリブのインストア・ライブはタワー・レコード渋谷店で長門芳郎さんの「パイドパイパーハウス」が期間限定で復活,リブとともに長門さんに会いに。リブのインストアはフロアに座って観るという混みようでしたが間近で観れてよかったです。長門さんにご挨拶,販売されていた『PIED PIPER DAYS』買ってきて読んで。これが大変興味深い内容で長門芳郎さんという人を改めて尊敬する機会。「私的音楽回想録」という副題、幼少期から大学時代、ディスク・チャートというロック喫茶の店員時代、シュガー・ベイブ、風都市、テイクワン等のマネージャー業から伝説のパイドパイパーハウスというレコード屋開業からキャラメル・ママ、ティン・パン・アレイ、いろいろなツァー・スタッフ時代と実にneachがそういった音楽に夢中になった頃、重要パーソンとして活躍していたエピソードが静かに語られて。
長門さん、アゲインでもトーク・イベント等でお世話になった存在のお方でしたがその軌跡を知ると改めて凄い方だなと頭が下がり。neachの少ない体験の中でも印象的だった1975年2月11日の目黒区民センターでのハックルバックのデビュー・コンサートやティン・パン、ナイアガラ、シュガー・ベイブのライブ体験も全て長門さんの手のうち、軽口を叩いていた自分が恥ずかしい思い。長門さんのあのもの静かな語り口とその裏で音楽に対する有り余る愛情はこの本からも伺われ、大変興味深く。アゲインによくいらっしゃる福塚さんのお名前やマネージャー業を辞めた後もジョン・セバスチャンをはじめ名だたるアメリカのミュージシャンとの交流、プロモーション等大活躍の時代も順番に辿れてとても勉強に。neachなどはまだまだ「ひよっこ」だなという自戒の念も生まれた長門さん、回顧録