Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「君という海/村田和人
梅雨が明けてすっかり夏の季節となり待望の村田和人さんの『ド・ピーカン』村田和人&ヒズ・フレンズがリリース。
早速何度も聴いて感想を,極私的な感想文,今流行りの「ネタバレ」になるかも。
1曲目を飾るのは「昭和の夏」と。昭和から平成へ移行する過程の状況を見事に表現。♪人と出会い僕は知ってる 悲しみは時が癒すこと♪とか♪人を愛し僕は知ってる 平成の夏もまぶしいって♪。
2曲目は「(Nothing's gonna change)Lovely Days」村田さんより一回り若い世代の山田稔明くんが作詞/ヴォーカル。橋本哲さんのギター・フレーズが実に気持のよいスピード感。
3曲目は長い間一緒に音楽活動をしてお互い刺激しあった湯川トーベンさんがヴォーカルを担当した「Tシャツにアロハ」。
4曲目は「南の島の結婚式」杉真理さんがヴォーカルをとるナンバー、「アロハ・ブラザーズ」を結成して一緒にツアーを行っていた仲間なのでその様子が浮かんでくるようなほのぼのとした1曲、小板橋さんのマウス・トロンボーンが聴きものかも。
5曲目は「One and Only」リアル・チャイルドの彼方くんがヴォーカルをとる貴重なヴァージョン。
6曲目は「定員10名」盟友山本圭右さんのヴォーカル。村田さんの楽曲を圭右さんのギターで聴けるのが最高の贅沢に思える1曲。
7曲目は2曲目と一緒のユニットで山田くんがヴォーカル、作詞を担当した「EVERYWHERE MAN」。英語詞が自然に入ってきて好きなナンバー。
8曲目は「Smiling 思い出にはできない」杉さんと根本要さんが交互に歌うというナンバー。
9曲目は「回航」という安藤さん作詞の海をテーマにした楽曲でヴォーカルを小板橋さんが担当。うん?これ村田さんじゃないか?って思えるほどのヴォーカル。そ
10曲目は「Birthday」という村田さん作曲/編曲のインスト曲で締め括られ。最後に村田さんの囁きで聴こえる「誕生日おめでとう」というモノローグで胸を締め付けられる一瞬。<ボーナス・トラック>として前作『ピーカン』(2014年)に収められた「君という海』のAlternative Version
村田さんは亡くなっていないけど、きっとどこかで一緒に楽しんでもらっているような親和感がして当分、こればかり聴いて過ごそうと。この歳になってこういったある一人のアーティストのアルバムを聴いて高揚感が得られる人生を過ごせて幸せ。
とても前向きにさせてくれるアルバムで村田さん、アルバムを出してくれたフレンズの皆さん、ありがとうございした