Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「夏目漱石『道草』」

世の中は二極化に向っているような気。保守と革新というような政治イデオロギーの分類ではなく生活様式、情報発信のやり方、メディアの活用方法等が白か黒かといった分類をよしとする分類方式に価値を置く風潮が蔓延しているような気。物事を単純化して考えるやり方の方が「ウケやすい」と思っている人の方が多い気。

何を言いたいかというとあらゆる物事、考え方、価値等は一義的には語れないもので、複雑な場合の方が多いように。決して単純化して分かりやすくするためではなく、複雑な事象をいろいろな視点から眺めた場合、なかなか結論がでなかったり、納得のいかないことの方が多いのが世の中で、漱石ではないけど「世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない」 (BY 『道草』)というのが最近の実感。