Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「Beats There A Heart So True」の流れで部屋からペリー・コモの2枚組CDを探してきて四六時中聴いて。残念なことに昨日の曲はこの2枚組には収録されてい(ず)。
ペリー・コモ。シナトラと並び称される偉大なシンガー、シナトラと違ってクリーンなイメージで売っていたアメリカの良心のような歌手。優しい人柄のにじみ出たクルーナー・ヴォイスで各曲のよさよりペリー・コモのソフト・ヴォイスが心地良いアルバム。とりわけ反応した曲は「When You Were Sweet Sixteen」、ミルス・ブラザーズのSP盤でよく聴いていたものだったのでとても身近に。
ヴァースからストリングスが入った美しいバラードで先きの「Beats There A Heart So True」と同じテイストの楽曲。途中から女性コーラスが入りドゥワップ調の仕上がりになっており、ミルス・ヴァージョンと甲乙付けがたい出来。
他にもバカラック作品を取り上げた「Magic Moments」やドン・マックリーンの「And I Love You So」などが気に入り。「ペリー・コモが分からない奴とは話しがしたくない」と言ったのは談志家元、確かにこのクルーナー・ヴォイスは歳を重ねる毎に心に響くもの。今度ゆっくり中古レコードでペリー・コモのアルバムを漁ってみたく。