Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

昨日は三浦くん主催の『声とギターの夜』の8回目。意外な方も観に来てくれやや遅い終わりでしたが楽しく閉めることが。前々回に引き続きまえかわともこさんが出演し、個性豊かなパフォーマンス。そんな中、昼間に岩沢さんと小島さんという先輩方が入れ替わり訪れてくれ、neachは年配の方に好かれるんだなと思い嬉しかった。
小島さんは今月初めに行ったランチ・ライブがとても気に入ったということでしきりに彼らの演奏を褒めて。小島さん自身もバイオリニストなので若い連中が一生懸命演奏している様が嬉しかったのでしょう。またお世辞だと思いますが、ランチも大変美味しかったとのことで「石川さん、流石ですね」とお褒めのお言葉。岩沢さんとは池部良の『ハルマヘラ・メモリー』の話しとなり、あれだけのボリュームと細かい記述に舌を巻いて。きっとかなりの脚色が施されているに違いないとも、neachはあれだけの内容を書き留めることのできる筆力と記憶力に改めて驚かざるを得ないと申し上げ。更に最近いろいろな方が亡くなりますね、という話題から、一番動転した中村とうようさんの死のことに話しが及び。とりわけ『MUSIC MAGAZINE』の最新号に掲載された遺書ともとれる「とうようズ トーク」の内容には考えさせら。何でも立川駅すぐそばの高層マンションに移り住んだ理由が飛び降りるに適した場所だったから、という内容には愕然。人間いろいろな最期が、あんなに冷静に自らの死を選ぶことができるのか、と何度も自問。とうようさんとは一度だけお話ししたことがある(バートン・クレーンのピクチャー・レコードをお借りした)、活字で知る恐いイメージとは正反対の優しい対応が今でも思い出され。心からとうようさんのご冥福をお祈り。