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「池部良」ウィークが続いて。
昨日は早く起きて銀行の振込をし、その足で蒲田の年金機構まで出かけ懸案だった年金手続きの仕方をレクチャ。丁寧に教えてもらって、すぐ側の区役所にも立ち寄って関連書類を揃え再度申請すればできるように。年金なんてあてにしない、と無視を決め込んでいた、先日の日帰り温泉の際、同じ境遇の友人から強く申請するよう薦められたのでカフェ営業日をいいことに出かけた次第。
帰ってみるとすでに上の店にご常連のお客さんが待機、慌てて開店の支度に。前夜、汚水槽の点検があるので倉庫の荷物を店の中に避難させておいたのでそれを汗だくで片付けてからお客さんに入っていただき。
その後のカフェは至って静かに時間が流れ、お客さんがいても自由な時間がとれたので前日から読んでいた『ハルマヘラ・メモリー』を完読。実に優れた戦争体験記で池部さんの気質や軍隊という階級制の組織のばからしさがよく分かる記述。読み終わって先ず思ったのは戦争って本当にしてはいけない行いで人の性格を変えてしまう罪作りな愚行だなと。あるいは軍隊の理不尽さが人間をおかしくするとも思い。いわゆる反戦小説やその手のドキュメンタリーより数倍も反戦意識の強い書き物で池部さんの一貫した反骨精神のようなものが伝わってきて自分もその場に居合わせているような臨場感のある文章。是非多くの方に読んでもらいたい。