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「蘇州の夜／李香蘭」
昨日のSP講座は西條八十特集の4回目で戦前のマイナー曲。ほとんどが初めて聴く曲ばかりでお客さんは気に入ってくれるかなと心配、最後の感想コーナーでも概ね好評で郡さんの選曲の良さが光って。ただ前回は全曲歌詞をモニターに映して鑑賞、今回はマイナー曲ばかりだったのでデータがなく、結局半分ほどYouTubeの映像の中にあるテロップを同期させて鑑賞。四家文子の「アロマ」に始まって藤山一郎の「希望の船路」（「蒲田行進曲」の元歌）、二葉あき子の「ミス仙台」（「乙女十九」の別ヴァージョン）、松平晃の「壮烈空爆少年兵」（古関マーチ曲の原型）等はYouTubeにもアップされていない無名作品。neachが一番好きな曲、李香蘭が歌う「蘇州の夜」が選ばれていて嬉しかった。作者は仁木他喜雄（写真）という作曲家でコロムビアの編曲はほとんどこの人が当たっている才人。仁木他喜雄作品の中でも「蘇州の夜」は同じ西條八十作詞、服部良一作曲の有名曲「蘇州夜曲」に勝るとも劣らない楽曲で常々こちらの方が好きです、と公言。他にも古賀作品を渡辺はま子が歌う「サヨンの鐘」や服部作品で高峰三枝子の歌う「乙女は夢みる」等、戦前の作品とは思えない洗練された曲と歌詞でびっくり。