Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「アカシアの雨がやむとき/西田佐知子」
先日のフリーDJナイトで鈴木さんが紹介してくれた西田佐知子のことが数日経っても気になって仕方がない,ここでそのモヤモヤした気持ちを晴らして。意外にも演歌歌手として股旅もののような歌でデビューしていた西田佐知子、neachの世代からみると60年代の物憂い時代感覚をその独特の歌唱法で表していた歌手として特筆に値すると女性シンガー。
「コーヒー・ルンバ」が先きにヒットしてから一番有名な「アカシアの雨がやむとき」(作詞=水木かおる、作曲=藤原秀行)がブレイク、この曲は最初は原田信夫という歌手の「夜霧のテレビ塔」という曲のB面だったそう。
しかし「アカシア」の方が圧倒的に支持されたのでポリドールでは西田佐智子(本名)を西田佐知子として写真も彼女だけのものにして再リリース。その後も「エリカの花散るとき」(水木、藤原コンビ)や「涙のかわくまで」(作詞=塚田茂、作曲=宮川 泰)、「故郷のように」(作詞=永六輔、作曲=中村八大)といった思い出に残る歌を輩出した歌謡曲の歌手としていまだに記憶の片隅から消えないで。細野晴臣さんが絶賛していた「くれないホテル」(作詞=橋本淳、作曲=筒美京平)も大好きな歌、初期の頃、作詞=水木かおる、作曲=藤原秀行というコンビの作品(「死ぬまで一緒に」や「東京ブルース」)は西田佐知子の特質をうまく導いていてどれもいい曲。鈴木さんが紹介しているページに「エリカの花散るとき」や「コーヒー・ルンバ」に関する興味深いエピソード。