Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「銀座の恋の物語/石原裕次郎・牧村旬子」
今年から月一の定休日は必ず取ろうと予定。それでも店に出て銀行の振込や伝票入力の作業、上の店にテレビの事前取材があり、ついでに下のカフェも。丁寧に対応。
TSUTAYAへ行って邦画を2本借りてきて誰も来ないカフェで鑑賞。1本は成瀬巳喜男監督の『山の音』。もう1本は裕次郎主演の『銀座の恋の物語』で共に随分昔に観た記憶。
『山の音』はどうも苦手な設定で主人公の親子(山村聰上原謙も)に感情移入でき(ず)。うーん、成瀬映画、なかなかすんなり入っていけ(ず)。
一方の『銀座の恋の物語』は先日再読した川本三郎著『銀幕の東京』でも触れられていて面白かった。浅丘ルリ子演じるところのお針子さんやミシン、冒頭の人力車、デパートの屋上といった昭和30年前後の風物が登場し懐かしかった。ただジェリー藤尾のピアニスト役と浅丘ルリ子が記憶喪失になる設定が今いち馴染め(ず)。江利チエミが女性刑事役、間違ってクラブのステージに引っ張り出され「奴さん」を歌うシーンが、やや不自然,歌が聴けて楽しめ(た)。もうワン・シーン「ノッポの彼氏とおチビの彼女」、この歌は2年後にチエミさんと「マイ・フェアレディ」で共演する俳優、高島忠夫さんの作品ということを『日活100年101映画』という5枚組のボックス・セットの解説(佐藤利明さん)で知り興味を持ち。映画タイトルともなった有名な主題歌を裕次郎とデュエットした牧村旬子(当時はみつこと読ませ、その後じゅんこに改名)さんは現在どうされている(か)。