Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「『浮雲二葉亭四迷/文學ト云フ事」
昨日は店を5時までにして夜、隣町珈琲で行われる阿部くんの「隣町大学院座学」というイベントに参加しようと,以前竹内まりやさんのライブに来たついでに寄ってくれた北海道の方が二人連れで、例によって蓄音機タイム。初めて訪れた男性客と、その後に来てくれた女性客、カフェ・タイムが一番嬉しい時間。隣町珈琲まで歩いて、講師の阿部くんに挨拶『路地裏の文学史』と題された講義は明治の文学、作家の特徴を阿部くんの幅広い読書体験を元に繙いてくれ、大変勉強に。明治時代の日本文学を近松西鶴の頃から黄表紙・洒落本、落語、和歌、俳句、川柳等の作品を辿りながら海外思想の取り込み、金銭にまつわる話しや青春という概念が生まれたいきさつ、硯友社、木曜会といったスクールの発生、優れた編集者の出現に至る過程を盛り沢山な内容。伝えたい内容があったので長い話しになっていたよう。終わってから平川くん、伊坂くんらとともにこの店ご自慢のけんちん汁をすすりながら、明治の文学の話題で盛り上がり。