Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「42nd Street Trailer (1933)」
昨日は森さんを誘って渋谷シネマヴェーラで開催されているミュージカル映画特集を観に。neachは最近、渋谷という街が苦手になってしまい遠ざかっていたのですが今月に入って3回目となる渋谷訪問。丁度雨模様だったのであまり濡れずに道玄坂上までいくルートを。この日上映の映画は『セカンド・コーラス』と『四十二番街』という2本立てでneachのお目当てはハリー・ウォーレンが音楽を担当した『四十二番街』。映画撮影の舞台裏を描いた所謂「バックステージ物」後半の公演が公開され万華鏡のように俯瞰でとらえたダンス・シーンが圧巻、当時のミュージカルの質の高さと演出の素晴らしさを感じて。特に統制のとれた大掛かりな物語仕立てのダンス、ミュージカル・シーンは舞台装置、カメラ・アングル、演出とどれをとっても見事で思わずうっとり見入って。
ハリー・ウォーレン=アル・デュービンのコンビによる音楽も冴えておりバスビー・バークレーによる振り付けは「バークレー・ショット」と呼ばれるものでこの分野における先駆的な手法となったとされている名作。『セカンド・コーラス』もフレッド・アステアとバージェス・メレディスがトランペット吹きに扮して共演し、コシ・ミハルさんの歌唱で知ったクラリネット奏者、アーティ・ショーが実名で登場しビッグバンドをバックに演奏するシーンも楽しめる作品。見終わってから前回と同じルートで森さんと一緒に「ムルギー玉子入りカレー」を食して帰って。