Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「映画『マイ・バック・ページ』予告編」

本田靖春さんの『「戦後」美空ひばりとその時代』という本を久し振りに通読、続いて昨日は川本三郎さんの『マイ・バック・ページ(ある60年代の物語)』という本を一気に読んで。感じるところの多い本でかなり心動かされて。川本三郎さん、という名前はneachの中では映画に関する評論(特に『脇役グラフィティ』と『女優グラフィティ』が好きな文章でした)等で人一倍関心を持ってインプットされていた方で、この「マイ・バック・ページ」も随分前に読んだ記憶、最近になく興奮。

特に一昨日の美空ひばりを語った本田さんの「戦後」とテーマがクロスしており自分の60年代を回顧する上でも啓蒙的な一冊。「朝霞自衛官殺害事件」の顛末は知っていた、ご本人の回顧録として読んでみるとあの時代の混乱とジャーナリズムの役割を考えさせられる問題を突きつけられたようで刺激的。

川本三郎さんという作家に改めて興味と尊敬の念を抱いて。早速、TSUTAYAへ行って随分前に映画化された『マイ・バック・ページ』(原作:川本三郎)を借りてきて今日、ゆっくり検証してみようと思って。やはり60年代の日本は激動の時代で、私もその時期に生きていたことをどこかで総括しないといけない気持に。