Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「終りの季節/細野晴臣」

新しい月に入ってからカフェの日が多くなって、最近のカフェはめっきりお客さんが減って数える程に。昨日も久し振りでお見えになったダンサーの方と長い世間話。
もう七十歳になったという話しから切り出して七十歳(古希)という年齢は新しい領域に入って今まで考えなかった「終り」を意識するようになった、ということを熱く語って。
六十歳(還暦)になった時はそんな意識はみじんもなかった、最近、頓にいつか「終るんだ」という終末観が実感できるように。以前、『東京ロック地図』という散歩の達人という本の中の特集コーナーの取材があってそこにアゲインも掲載「MASTER'S MOTTO」というコーナー。各ライブハウスのマスターの「座右の銘」を掲げる欄があって例えばある方は「継続は力なり」とか「七転び八起き」とかいう格言、neachは「始まったものは終る」という箴言を掲げて。
そんな終末観が七十という節目を迎えた昨今、意識するようになったとそのダンサーの方に語って。その方はダンス教室をいくつか経営し生徒さんに教えている、まだ五十代でしたのでneachの週末意識は理解できないとおっしゃって。七十歳という領域に入ったことが無意識の内にいつか終ることを感じるように。ですから今、出来ることを精一杯やってやり残すことのないように生きていこうと思って。この気持、この年代に入った方ならきっと理解してくれるとも。