■

「思い出のワルツ／雪村いづみ」
昨日はカフェ日、夕方からあるお客さんに誘われて隣町珈琲で開催された菊池文彦さんの『「路地裏の戦後史」歌謡曲でたどる「幸せ」の戦後史』という講義を聞きに。平川くんのビジネス・パートナーでラジオカフェの共同企画者でもあり落ち着いた語り口が特徴のビジネスマン、とても面白い講義。冒頭に終戦の詔勅、「降伏も敗北も明言されなかった」昭和天皇のお言葉の解説。東京裁判と戦争責任れ天皇が責任から除外されたことを安堵と矛盾で国民は受止めたことも指摘。
並木路子の「りんごの唄」や美空ひばりの「悲しき口笛」等を紹介しながら戦後の労働争議（特に東宝の組合争議）や日本国憲法,ゼネスト回避、朝鮮戦争に至る戦後革命の挫折等を分かりやすく解説。時代が生んだ象徴的な寵児について阿久悠のコメント。最後に民主共産革命の挫折を外国曲のカヴァーを歌った雪村いづみの「思い出のワルツ」（オリジナルはテレサ・ブリュワー）を紹介。