Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

戦艦大和ノ最期」
昨日は岸本さんのライブ、バイトを手配して夜、隣町珈琲のイベント。悪友の阿部くんの文学史セミナーの5回目。丁度彼の息子でよく一緒の時間を過ごした恭平くんも来て。阿部くんとは亡くなった先妻、美砂江ちゃんと息子二人を交えてよく彼の家へ行って遊んだもの、自分の息子のような視線で。講義は戦後の文学状況を終戦(敗戦)の影響をどう受けたかについて彼流の捉え方でうまく説明。第一次戦後派と言われた武田泰淳野間宏椎名麟三梅崎春生等の戦後の関わり方や、とりわけ彼が影響を受けた島尾敏雄富士正晴といった異端の作家の紹介等、阿部らしい戦後史、戦後文学史の解説で面白かったです。特にneachも知らなかった吉田満という「戦艦大和ノ最期」を書いた作家の紹介やジョン・ダワー著の「敗北を抱きしめて」の紹介等は大変参考に。