Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル』特別映像一部解禁」
昨日は急遽カフェを終日休みにして昼から阿部くんと東中野のポレポレという自主映画館に『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル』というドキュメンタリーを観に。お目当ては映画終演後、ゲストで平川くんがトーク出演,監督の関口裕加さんにも興味。会場は平日昼間にも拘わらず多くの人が観に来ていて映画館の佇まいもポリシーが感じられ好感。
今回のテーマは「ザ・ファイナル〜最期に死ぬ時」という副題が付いているようにずばり「死」に関する考察がメインで、考えさせられることが多かったドキュメンタリー。関口さん自身が股関節の手術,退院後、家に戻って母親に報告、何が勘に触れたのかお母さんが「ここは私の家だよ」と言って病後の娘を責め立てる場面が印象的。でもすぐにそのことは忘れて一緒に退院祝いのお寿司を頬張る無邪気さもしっかり描いていて全体に陰気になりがちな介護問題は感じられ(ず)。監督の天性の明るさ,入退院を繰り返している中,母親の介護ができるのか、自身の死について考えるようになる過程が主なテーマ
「死は必ずやってくる」という万人にとって避けられないテーマと「死」の選択肢(オプション)をどう選ぶのかという問題を考えさせてくれた優れたドキュメンタリー。
上映後、平川くんが出てきて自身の体験談の中で「死」は法制化できない、とか「あらゆる死は個別のものである」といった認識を力説、
東中野の「取り残された街」の風景を観察しながら帰った。