Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

晶文社より『古川ロッパ昭和日記』の戦中篇と戦後篇(新装版)が刊行。
新装復刊とはいえ、今この時期にロッパさんの功績が世に広く紹介されるのは大変喜ばしいこと
ロッパさんは日本を代表する喜劇人として評価されるべきお方なのに、意外とその評価は低く、戦後は不遇をかこつことが多かったように。
この類い稀な日記文学永井荷風の「断腸亭日乗」をも凌ぐ記録魔でさながら昭和の生ける芸能史といった趣き。
戦後篇にはあのバートン・クレーンさんの記述も。
Neachがこの喜劇人のことを強くリスペクトする気持ちになったのはこの昭和日記を読んでから。
記録することの大切さを教えてくれたのはロッパさんだと思って感謝。