Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

辻堂にあるブランディンというパラダイス・カフェのDJイベントを武蔵小山に持ってきたのが出張ブランディン。宮治さん曰く「10回を越えるともう分からなくなる」ということで10回以上やっている、毎回楽しいMCとどこから持ってくるのかというオリジナル・シングルをかけまくる他に類を見ないDJイベント。今回は七夕前夜ということで「スター(星)」に因んだ曲を集めて有名曲、マニアック曲を問わず初めて聴くレア音源を含め爆音で。
Neachが一番反応したのは今度のウェルナー・ミューラー・ボックスにも収録されていた「Look For A Star」という曲の聴き比べ。宮治さんにも平本さんにもこの曲のいくつもあるヴァージョンを是非かけてください、と頼んで、既に6曲も持ち込んできていてそれらを全て聴けたことが大きな収穫。この曲は『Circus of Horrors』という映画のサウンドトラック、最初に歌ったのはイギリス人のゲイリー・ミルズという人で1960年にリリース。ほぼ同時にアメリカ人のゲイリー・マイルズ(紛らわしい!)という人(別名:バズ・ケイソン)が発表、あのスナッフ・ギャレットがプロデュース。同じ年にビリー・ヴォーン楽団、ディーン・ハウレイ、競作というにはあまりに無節操なタイミング。平本さんがかけてくれたニッキー・コモのヴァージョンも秀逸でこれは102位にチャート・イン。更に更に、宮治さんの紹介でこの曲の作者、マーク・アンソニー(トニー・ハッチ)自身による『Downtown Sound of TONY HATCH』というアルバムの中でも演奏されており、これら全てを聴くことができ本当に幸せ。
ネットで調べたところ、この他にも Markettes、Brook Brothers、Venturas、Statues、Francis Purcelli等がカヴァーしており、これらの「星を探して」を探す旅に出たくなり。