Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

CDジャーナルの藤本編集長が今月をもって退職、別のお仕事に就くということで阿佐ヶ谷のロフトAでトーク・イベント。夕方から店を閉めて森さんとご一緒に参加、あわてて店をたたんで電車に。
阿佐ヶ谷は久し振りで何だか中央線沿線の駅ってみんな似ているなという話しをしながら会場へ。この日のテーマはずばりビートルズ、ゆかりのミュージシャンやイラストレーターの方たちがゲストで登場し、藤本さんを囲んでそれは濃いビートルズ話しで盛り上がり。
最初のゲストはアゲインでもイベントを行ったことのある鈴木祥子さんと漫画家の牧野良幸さん。お次は大瀧さんや杉さんのプロデューサーでもあられる川原伸司さんと杉真理さん、松尾清憲さんの組でビートルズの『サージェント・ペパーズ』『ラバー・ソウル』にシングル曲2曲を入れるとどの曲を落とすかという話題。更に『ホワイト・アルバム』を1枚ものにして15曲にするとどの曲を選ぶかという命題でそれぞれ侃々諤々のトーク・セッション。最後はWORLD STANDARDの鈴木惣一朗さん、CARNATIONの直枝政広さん、それに漫画家の本秀康さんという顔ぶれでポールのソロ・アルバムのどこがいい、どこが悪いという話題を中心にマニアックな視点からの分析でなかなかついていくのが大変。アゲインで行っている和久井さんのイベントでも感じること、みんなビートルズを語らせるとこだわる部分が違っていて、そういう見方もあったのかと新しい認識で振り返ることができ、4時間を越える長丁場でしたが飽きることのない大変面白いイベント。CDジャーナル編集長として、あるいはビートルズ・フリークとしての人脈の広さとともに藤本さんの暖かいお人柄を感じながら最後まで。お誘いいただいた藤本さんに感謝するとともに長い間要職を勤められたことへの労いの言葉を送りたい。藤本さん、お疲れさまでした。