Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「赤ひげ」
めっきり寒く。寒いのは苦手ですぐ日本二の風邪引き男になって。毎日のように黒澤映画を。やっと白黒映画は全て制覇、ランキングが変わり。先ず第1位ダントツで「赤ひげ」。この映画こそ黒澤映画の集大成と言ってよい作品でストーリー、キャスティング、メッセージ、映画によるカタルシスとどれを取っても他の作品に引けを取らない出来で感心。勿論「七人の侍」や「天国と地獄」「羅生門」といった名作、大作も目立ちますが、ヒューマニズムという視点から撮った渾身の作品という意味で「赤ひげ」が群を抜いて。2位が「隠し砦の三悪人」、3位が「生きものの記録」、4位が「七人の侍」、5位が「虎の尾を踏む男達」といった順位。順番に特に意味はなく、好きな作品という意味,あまり突っ込まないように。「赤ひげ」はもう一度借りてきてじっくり鑑賞してみたいと思って。「隠し砦の三悪人」に出演した千秋実藤原釜足、それに上原美佐の3人が黒澤監督を囲んで思い出話しにふける映像があってとても興味深く。81年の座談会のようなものなので20年以上も前の思い出話しでしたが名作の生まれる裏には様々な苦労やエピソードが隠されていてそれ自身が映画的だと思い。