Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「Tall, Tall Trees / Roger Miller」
一昨日、ジャズ・クラブがいつになく大繁盛,買物に出て戻った際、鈴木茂さんの本を買うためペットサウンズへ寄って話し、見覚えのある顔の持ち主がふらっと訪れ。最近、出向転勤で関東方面にやってきたTony。早速彼を下の店に招き入れ積もる話しをほぼ一方的にまくしたて。あまり会う機会のない人なのでこの時とばかり近況報告やHPで発信している内容等。持ってきてくれたレコードがロジャー・ミラーの『A Trip In The Country』という珍しいアナログ盤。置いていく,早速得意のCD化の作業、CDを逆に持って帰ってもらい。丁度ジャズ・クラブの設定を変えていなかったのでグッド・タイミング。ご存知のようにこの中に収録されている「Tall Tall Tree」と「Nothing Can Stop My Love」が大瀧さんのリハビリ・セッションで演奏されたカヴァー曲、neachもいち早く聴き比べCDを作っていろんな方に。Tonyさんは更に詳しい比較表を作り他のカヴァー・ヴァージョンやこのアルバムのデータを一覧にして研究。全部で11曲、それぞれに2分前後の短い曲、クレジットされているミュージシャンがどれも有名なメンバーだったのでびっくり。
先ずキュンキュン鳴っているスティール・ギターがこの分野の第一人者、バディ・エモンズでカントリーでは欠かせないフィドルも有名なセッション・ミュージシャン、バディ・スピーチャーとトミー・ジャクソン。ギターの一人にはチャリー・マッコイ、ベースはボブ・ムーア、ドラムはバディ・ハーマンというゴールデン・メンバー。
「Tall Tall Tree」と「Nothing Can Stop My Love」は角刈りの名手、ジョージ・ジョーンズとの共作で多分ジョージ・ジョーンズが作曲しているのではないか。(違ってますか?)他の曲は主にロジャー・ミラーが単独でクレジット、曲調が前述の2曲と違って。ロジャー・ミラー・ヴァージョンを大瀧さんは聴いて2曲を繋いでリハビリ・セッションで試したのでは?ロジャー・ミラーは、neachが特集したことのあるボビー・ラッセルの曲「Little Green Apples」も歌っており、なんだか繋がっているな、という思いで嬉しく。フロイド・クレーマー作品集もいただき、当分このロジャー・ミラーとフロイド・クレーマー関連の音源を聴いて過ごしていけそう。素敵な音源とインフォ。また寄ってください!