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「カレーライス / 遠藤賢司」
neachは時々、朝起きたらNHKラジオ第一のすっぴん！という放送を聴いてから店に出ること。昨日はその番組に2016年9月12日にゲストで出演された遠藤賢司さんの追悼で再放送。エンケン体験はあまりない、一つ思い出のエピソード。大学生の頃、渋谷道玄坂上にあった古本屋（文紀堂書店＝昔のYAMAHAのそば）である本を購入。世界文学全集の中の一冊『告白録／ルソー』確かプルーストを訳している井上究一郎さんの訳書。家に持ち帰って表紙を開いたところこの本の持ち主と思われる署名。「Kenji Endo　昭和39年2月6日」という奇麗な字。うん？これはもしかしたらあの「遠藤賢司」ではないかと咄嗟に思い。買った古本屋の場所、日付、なによりも署名の字体があの方に違いないと思われたから。確証は（ない）が、いまだにこの本はエンケンが読んだか読まなかったで、古本屋に売った本ということで本棚にしまっておいてある。本棚を当たってみたら奥の方にこの本が出てきてしばらく懐かしくめくってしまった。お会いできていたら確認してみようと、叶わず残念、neachだけの密かな思い出としてこの『告白録』をいつか読んでみようと。