Neach’s One Phrase

ニーチ観察日記→ニーチ報告日記です。

「Goodbye Yellow Brick Road / Elton John
平川くんの本を読んで。neachの感想。出版の動機「全財産を失った」、銀行等から容赦ない返済を要求され、律儀にもすべて完済し一文無しになったので貨幣のことや贈与に関する深い考察を我々に示して、よかった。悲劇的な状況から人として生きて行く上での正しい洞察を導いてくれたという意味で感謝。凡人ではあのような状況から考えさせられる分析は出てこず、愚痴や世間を厭うつぶやきしか出てこないように。「借金とは遅延された等価交換である」とか「生き延びるための共同的な生存規範=モラル」とか「無縁の関係から有縁の社会へ」と言った提言にみる彼の立ち位置は小商いを信条として好き勝手に小さなカフェを営業している身にとっては大変心強い援護射撃。勇気づけられる本。
相互扶助の世の中に少しでも近づけるようこれまでの方針を更に固めていこうと。neachがカフェという場で大瀧詠一さんや村田和人さんから学んだ生き方を「布教」のような形で広めていこうと思っていることは広い意味で平川くんの言っている「味わい深いその日暮らし」に通じる部分、時に彼の著書を開いてneachのやっている方針が間違っていないかを確かめながら生きていこうと。
平川くん、またいろいろおせーてね。そして長生きしてね